日本での実証機
2018年に設置
福島での災害後のエネルギーミックスについて再定義を模索する国である日本にとって、浮体式洋上風力発電の建設と設置は、戦略的な要件となっています。 早い段階で浮体式洋上風力発電のコストを削減することは、日本の経済産業省(METI)の優先課題の1つです。 日立造船とBW IDEOLの間のパートナーシップは、このダイナミックな動きを反映しています。そしてこの点に関し、NEDOは異なる浮体技術をテストするための公募を行ないました。
目的
2030年までの設置が望まれている商業浮体式洋上風力ファームのための、次世代浮体の検証を行なうこと。
BW IDEOLのスコープ
NEDOコンソーシアムは、コスト削減のための技術の中で最も優れていると思われるBW IDEOLの浮体技術を採用しました。そのため、このプロジェクトにおいて、BW IDEOLは2基の浮体(スチール製とコンクリート製)の設計とエンジニアリングを行ない、1基の浮体の建設/設置のサポートも行ないました。
スケジュール
- 設計:2015 - 2016
- 認証(日本海事協会)と、スチール製実証機の製造:2017 - 2018
- スチール製実証機のコミッショニング:2018
- 容量 : 3 MW
- 設置場所: 北九州
- 水深: 55メートル
このプロジェクトでは、最も要求の厳しい気象条件下(台風)での浮体性能を確認するだけでなく、洋上風力のコストを大幅に削減するというIDEOLの可能性を確認することができます。