浮体式洋上風力発電のチャンピオンを目指し、 BW Offshore社がIdeolに投資
• BW Offshore社はIdeol S.A.に60Mユーロを投資し、マーケットをリードする実証済みの技術を保有する浮体式洋上風力発電会社BW Ideolを設立します
• BW Offshore社は、BW Ideolが資金調達を行ない別会社としてEuronext Growthに上場したのち、その50%以下を取得する予定です。
• BW Offshore社をアンカー投資家および事業パートナーとして、3月末を私募の発行と上場完了の目標としています。
• BW Offshore社の洋上生産システムの開発と運用の経験や金融市場へのアクセスの経験は、浮体式洋上風力発電に関するイデオルのノウハウや専門知識と強い補完関係にあります。
• テクノロジー・EPCプロバイダー、そして風力発電プロジェクトの開発者や運用者として、成長が加速する浮体式洋上風力発電事業への強固な基盤を構築します。
大規模プロジェクトを狙った浮体式洋上風力発電のチャンピオン
BW Offshore社は、本日、浮体式洋上風力発電技術の世界的プレーヤーであるIdeol S.A.の戦略的オーナーとなるための株式売買契約に署名し、BW Offshore社の海洋エネルギーシステムの開発や運用から得た豊富な経験を活かし、自社開発の実証済みの技術に基づいて市場をリードする再生可能エネルギー企業を設立します。
BW Offshore社のCEOであるMarco Beenenは、「私たちは、世界規模でのエネルギー転換を推進するための洋上発電ソリューションの開発の絶好の機会であると確信しています。私たちの40年にわたる洋上開発、資金調達、運用経験と、イデオルの実証済みの浮体式洋上風力発電技術や専門知識を組み合わせることで、長期的な成長と価値創造の可能性を秘めたこの黎明期の市場で、我々はチャンピオン企業となることでしょう」と述べています。
イデオルは、浮体式洋上風力発電プロジェクトのコンセプトデザインから設置まで、エンジニアリングやサポートの分野で10年以上の経験を持つ洋上風力発電向け浮体基礎のリーディングプロバイダーです。イデオルは60名以上の従業員を擁し、そのうち90％が浮体式洋上風力発電技術とプロジェクト開発に必要な分野をカバーする技術者です。また、特許取得済み
の浮体技術を用いた2基のリアルスケール実証機を設置しています。現在、日本、欧州、米国において、共同開発者として大規模なプロジェクトパイプラインを構築しています。イデオルは、フランスのLa Ciotat市を拠点とする非上場企業です。
イデオルのCEOであるPaul Dupin de la Guérivièreは、「浮体の設計とエンジニアリングにおいて当社が確立した地位に、BW Offshore社のプロジェクト開発実績と大水深の専門知識が組み合わさることで、浮体式洋上風力発電技術のリーダーとして、そして洋上再生可能エネルギープロジェクトの開発者としての成長を加速する基盤を提供します」と述べています。
Ideol S.A. は、大規模な浮体式洋上風力発電プロジェクトの全ての機能をインハウスに内在するグローバル規模の開発会社として、BW Ideol という新しい事業体の完全子会社となります。BW Ideol は、技術と EPC サービスのプロバイダーとしての成長、開発プロジェクトの重要なポートフォリオの拡大とプロジェクトの成熟、長期的な資産の所有者とオペレーターとなることなど、明確な戦略目標を掲げています。
