IDEOLとSTXが、次世代の洋上変電所を共同開発
IDEOLと着床式洋上風力向けの変電設備のEPCIMサプライヤとして有名なSTX Europe Offshore Energyは、画期的な浮体式洋上変電設備の開発を発表しました。この技術は、着床式の洋上風力ファームと浮体式洋上風力ファームにおいて互換性を有しております。
この万能なモジュラーソリューションは、洋上変電設備の市場にインパクトを与えることが予想され、来たるべきフランスでの浮体式洋上風力商業化の入札案件に間に合うようにマーケットインを行なう事を目指しています。
IDEOLの特許技術であり、浅瀬へのインストールも可能であるDampingPool®コンセプトをベースとし、世界で最も厳しい環境でも動作するように設計される浮体式変電設備は、コスト削減を可能にするための標準化とモジュール化を目指して、現在設計が行なわれています。しかしながら、このコンセプトは、お客さまのご要望、各地の規制、基準、認証、や要件を満たすべく、柔軟に対応するこもできるようにも考えられています。
IDEOLとSTXは、各々の専門知識を持ちより、30メートル以深の着床式・浮体式の両方の洋上風力発電ファームに向けた浮体式変電設備の開発、建設、設置を行なっています。潜在的な市場規模は非常に大きく、.新規の洋上風力発電は、2030年までに世界中で115GWと想定されています。
このプロジェクトは、ABBとSNEFと共に行なっている研究開発プロジェクトであるOPTIFLOTの一部です。IDEOLのCEOであるPaul de la Guérivièreは、「洋上変電所は商業用アレイの重要なコンポーネントであるため、このプロジェクトは洋上風力発電市場の可能性を広げることになります。また、我々の事業に更なる可能性を加えることとなり、DampingPool®技術が更に幅広い潜在的なアプリケーションの提供が可能であることを実証することになります。」と述べております。また、STXオフショア・エナジー事業ユニットのFrédéric Grizaud氏は、「当社は、強固で効率的なソリューションの提供をするするために、着床式洋上変電所と浮体式洋上変電所の製造経験を組み合わせるという野心を持っています。我々は、この競争力とLCOEの低減への寄与により、この新しい市場が実現すると信じています。」と語りました。